ダンボールとクリエイティブ

ダンボールのおもちゃはむしろ大人に向いているのかもしれません。人生経験と知識があるからなのか、なぜか夢中になってしまうようです。

 

あるダンボール製造会社ではダンボールアートの創作活動を行っていて、オートバイを作成した例がありました。ちょっといびつなタイヤの手作り感とダンボールの温かみが感じられる作品です。

また、メディアでも多く取り上げられましたが、ある梱包材加工会社の社長が実物大のスーパーカーの模型をダンボールで作成したといいます。一時は町中この話題に染まったそうですが、現在は2台目を製作中らしいです。

 

ほかにも、精巧なオブジェや絵画タッチに仕上げた作品などがインターネット上にも多く掲載されています。どれも本当にダンボールでできているのか疑いたくなるような使い方をしていて、ゼロから手作りできるこだわりにはまっている様子がよくわかります。やがてプラモデルはダンボールアートに淘汰されてしまうのではないかと心配になるほどです。

作成した方たちがダンボール作品を始めた理由の多くは「手軽に入手できる」からですが、つぶすと柔らかくなる、あるいは、水につけて加工できるという理由もありました。ダンボールに水は避けるべきものという固執した考えがあったのですが、見事に覆されました。こういうものを作ろうと思う方は目の付け所が違うことを痛感しました。

そう考えてダンボールを見てみると、ダンボールは紙でできていますので、水に溶かして生成されます。ということは水につければほぐせることになります。水につける度合によって作風や使い方が変えられるという、無限の可能性がある材料なのですね。

 

作成している方たちは最初から意義や目的があって始めたわけではありません。「なんかできそう!」「おもしろそう!」この一言です。

材料はどこにでもあるダンボール、特徴もよくわかっている馴染みのある材料です。すぐにやってみる。やってみて「たのしかった!」またやろう、仲間が増える、増えても材料調達には困らない、という風に輪が広がっていきます。