オーダーメイドダボール-2

ダンボール箱を組み立てるときにはガムテープが必要なことがほとんどだと思います。

たいがい1本は家のどこかにあるものなのですが、もし、途中で使い切ってしまったら困ります。ご家庭であれば、「がっかり」で済むかもしれませんが、大量に扱う物流センターだったらたいへんなロスになってしまいます。

 

もし、ガムテープがいらないダンボールがあれば、もっと早く購入者へ届けられるようになるかもしれません。

ダンボールはリサイクルできる代表選手ですが、そのためにはテープや金具は外さなければなりませんので、そもそもテープが不要であれば、リサイクルはもっと簡単にできます。

 

ダンボールにはいろいろな加工ができるようになりましたが、大きさ以外にも様々な工夫でオーダーメイドダンボールが作られています。

例えば、テレビやパソコンのモニター。以前は外箱の中は緩衝材と固定を兼ねていた発砲スチロールが使われていましたが、今はほとんどがダンボールです。モニターは大きさや種類がたくさんあり、モデルチェンジも頻繁です。それぞれに見合った形に組み立てられるように型抜きや折り目をつけ、緩衝材も兼ねられるように型番ごとにオーダーメイドダンボールがあるといえます。

生花の流通にもダンボールは活躍しています。開店前の花屋さんには花の種類ごとに大きさが微妙に異なったダンボール箱が積まれています。花は立てるものという印象が強かったのですが、仕切弁などをうまく使うことで花をつぶさずに、寝かせた状態での運搬が可能になっています。

また、底を糊付け、天上は長い辺のふたに切り込みが入っていて、それに短い辺のふたを挟み込むことで梱包のテープを不要にしているものや、ペットボトル用やびん製品などのダンボール箱は切り取り線をいれることで、力をかけなくても箱の上部が楽に切り離すことができ、そのまま店頭で陳列できるように加工されているものも良く見かけます。その手法を拡大的に活かして、陳列棚をなくしてダンボール箱を積み上げた陳列方法をウリにしている大手スーパーもあるくらいです。

 

挙げるときりがありませんが、何気なく目にしているダンボール箱は大きさや厚さだけではなく、実に様々な手法でオーダーメイドされていることに気が付きます。

 

【参考文献】(全段共通)

「段ボールのひみつ(学研まんがでよくわかるシリーズ41)」 株式会社学習研究社